3行まとめ
このテーマをもう少し広げて見るなら、Google Search profilesの提供条件:米国先行、フォロワー要件、Discover露出の確認点 と Search ConsoleのAI検索トグル:AI Overviews/AI Modeから除外する前に確認すること も合わせて確認してください。Preferred Sourcesと同じく、検索上で発信者やサイトがどう見えるかを考えるための後発記事です。
Preferred Sourcesは、AI OverviewsとAI Modeでも選んだ情報源を見つけやすくする方向へ広がりました。
Preferredラベルは、AI回答の正確性や掲載順位を保証するものではありません。
サイト運営者は読者に追加を案内できますが、対象はドメインまたはサブドメイン単位です。
Preferred Sourcesは、AI回答を置き換える機能ではなく、信頼する情報源へ戻りやすくする個人設定として読むのが安全です。
- Googleは2026年5月27日、Preferred SourcesをAI OverviewsとAI Modeにも広げると発表した。ユーザーが選んだ情報源のリンクを、AI検索の回答周辺で見つけやすくする変更だ。
- ただし、Preferred SourcesはAI回答の正確性や掲載順位を保証する仕組みではない。重要な情報は、Preferredラベルを入口にして元記事と一次情報まで確認したい。
- サイト運営者は、読者に自サイトをPreferred Sourcesへ追加してもらう導線を作れるが、対象はドメインまたはサブドメイン単位で、ボタン設置や直接リンクは表示保証ではない。
Google検索のAI化を追っていると、Geminiのモデル更新やAI Modeの新UIに目が行きがちだ。けれど、日常の検索体験でじわっと効くのは、AI回答の中や周辺で「どの情報源を見に行くか」を選びやすくする変更かもしれない。
今回の主役はPreferred Sourcesだ。Googleは2026年5月27日、Preferred SourcesをAI OverviewsとAI Modeへ拡張し、ユーザーがあらかじめ選んだサイトのリンクをAI検索の中でも見つけやすくすると発表した。Google Search Centralのサイト運営者向け資料も同日に更新され、AI ModeやAI OverviewsでPreferredバッジが表示されうること、対象単位がドメインまたはサブドメインであることが説明されている。
この記事では、Preferred Sourcesを「AI回答を自分好みに書き換える機能」とは扱わない。Google検索のAI体験の中で、信頼しているサイトへ戻るための個人設定として読む。読者が使う場合の確認手順、サイト運営者が案内する場合の条件、AI回答をうのみにしないための注意点を、Google公式情報で切り分ける。
需要シグナルとしては、Google公式ブログの更新後、AndroidCentralやSearch Engine Journalなどの専門メディア、SEOやコンテンツ運営系コミュニティで「AI検索でソースがどう見えるか」「Preferred Sourcesは流入や信頼性に効くのか」という反応が続いている。ただし、本文の事実認定はGoogle公式ブログ、Google Search Central、Google検索ヘルプを基準にする。専門メディアやコミュニティ投稿は、読者の関心があるという背景にとどめる。
Preferred SourcesはAI検索で何が変わったのか
表示されるかどうかは、検索語、地域、言語、アカウント状態、Google側の展開状況によって変わります。
Preferred SourcesがAI OverviewsとAI Modeにも広がった
GoogleのPreferred Sourcesは、ユーザーが好んで読むサイトをSearch personalization settingsから選び、Google検索でその情報源を見つけやすくする機能だ。2026年5月27日のGoogle公式ブログでは、このPreferred SourcesがAI OverviewsとAI Modeにも入ると説明された。
ここで大事なのは、表示面が広がったことだ。従来のTop Stories文脈だけでなく、生成AIによる要約や会話型の検索体験でも、ユーザーが選んだ情報源のリンクにPreferredラベルが付いて目立つ可能性がある。Googleは公式ブログで、ユーザーがすでに選んだ情報源のリンクをAI responsesの中で見つけやすくなる、と説明している。
根拠
確認した一次情報は、Google公式ブログ「New ways to find your favorite sources and original content in AI Search」と、Google Search Centralの「Guide to Preferred Sources in Google Search for Web Publishers」だ。前者は利用者向けに、AI OverviewsとAI ModeへPreferred Sourcesを広げる発表をしている。後者はサイト運営者向けに、AI ModeとAI Overviewsで、ユーザーがPreferred Sourceとして選んだサイトのコンテンツにPreferredバッジが表示されうることを説明している。
Google公式ブログでは、ユーザーはsource preferencesからお気に入りの情報源を追加でき、fresh contentを公開しているウェブサイトは対象になりうるとも説明している。あわせて、Preferred Sourceはクリックされやすい傾向があり、すでに345,000以上のユニークソースが選ばれているという数字も示された。
注意点
Preferred Sourcesは、AI回答の本文をユーザーが編集する機能ではない。AI回答のどの段落にどのサイトを使うかを手動指定する機能でもない。あくまで、ユーザーが選んだ情報源のリンクを検索体験の中で見つけやすくする個人設定として読むのが安全だ。
また、Preferred Sourcesを選んだからといって、すべての検索でそのサイトが表示されるわけではない。検索語、話題の新しさ、対象サイトに該当する新しいコンテンツがあるか、AI OverviewsやAI Modeがその検索で表示されるかによって見え方は変わる。
Top Storiesとの違いを整理する
Preferred Sourcesを理解するときは、Top Stories、AI Overviews、AI Modeを同じものとして丸めないほうがいい。
Top Storiesは、ニュース性のある検索で表示されるニュース枠だ。Preferred Sourcesはこの文脈では、ユーザーが選んだニュースサイトやメディアを見つけやすくする機能として説明されてきた。一方でAI Overviewsは、検索結果ページ上に生成AIによる要約や関連リンクを出す体験であり、AI Modeはより会話的に質問を掘り下げる検索モードだ。
今回の拡張で変わるのは、Preferred Sourcesの考え方が、AI回答の周辺にも入ってくる点である。ユーザーが選んだ情報源は、Top Storiesだけでなく、AI OverviewsやAI Modeのリンク表示、関連リンク、カラセルの中でも目立つ可能性がある。
確認項目
自分の検索体験で確認するなら、次のように分けると混乱しにくい。
- Top Storiesが出るニュース検索でPreferred表示があるか。
- AI Overviewsが出る検索で、選んだ情報源のリンクがPreferredとして見えるか。
- AI Modeでフォローアップ質問をしたとき、関連リンクとして選んだ情報源が出るか。
- 表示されない場合でも、設定ミスと決めつけず、検索語、地域、言語、アカウント、Google側の展開状況を分けて考える。
Fresh perspectivesとHighly Citedも同じ流れで読む
5月27日の公式発表はPreferred Sourcesだけではない。Googleは、発展中の話題について記事や視点を探しやすくするカラセル、オンラインの議論やフォーラム、ソーシャル投稿などのfirsthand perspectivesを見つけやすくする表示、さらに多くの記事から引用されている記事を示すHighly Citedラベルの拡張にも触れている。
これは、Google検索のAI体験が「AI回答を出して終わり」ではなく、元記事、一次報道、個人やコミュニティの視点へ戻る導線を増やそうとしていることを示している。5月6日の公式ブログ「5 new ways to explore the web with generative AI in Search」でも、AI ModeやAI Overviewsで、関連する記事提案、ニュース購読リンク、公開ディスカッションの視点、回答文中の直接リンク、リンク先のプレビューを強化する流れが説明されていた。
評価基準
Preferred Sources、Fresh perspectives、Highly Citedは似て見えるが、役割は違う。
- Preferred Sourcesは、ユーザーが選んだ情報源を見つけやすくする個人設定。
- Fresh perspectivesは、新しい話題や発展中の話題で、記事や視点の選択肢を広げる表示。
- Highly Citedは、多くの報道や記事から参照された記事を見分けやすくするラベル。
この3つをまとめて「AI検索のSEO対策」とだけ読むと、機能の意味を取り違える。利用者にとっては、AI回答から信頼できる元情報へ戻るための導線が増える話だ。サイト運営者にとっては、読者から選ばれる情報源であり続けるための関係づくりが、検索体験の中にも持ち込まれる話である。
利用者が設定・確認する手順
- 1source preferencesを開く
Googleアカウントでログインし、source preferencesから追加したい情報源を探します。
- 2サイト名またはURLで検索する
サイト名で見つからない場合は、ドメイン名でも候補を確認します。
- 3設定が保存されたか見る
追加した情報源が設定に残っているかを確認します。
- 4表示面を分けて確認する
AI Overviews、AI Mode、Top Storiesを分けて、Preferred表示の有無を見ます。
1回の検索で出ない場合でも、設定ミスとは限りません。別の検索語や表示面でも確認します。
Source preferencesで好みの情報源を追加する
利用者がまず見る場所は、Googleのsource preferencesだ。Google公式ブログは、Search personalization settingsのsource preferencesから好きな情報源を探して追加できると説明している。直接アクセスする場合は、https://google.com/preferences/source が入口になる。
使い方は単純だ。Googleアカウントでログインした状態でsource preferencesを開き、よく読むサイト名やURLを検索し、候補として出てきた情報源を追加する。追加したサイトが、以後の関連検索でPreferred Sourceとして扱われる。
確認項目
設定したつもりでも表示が出ない場合は、次を順番に見る。
- Googleアカウントにログインしているか。
- 追加したいサイトがsource preferencesの検索候補に出るか。
- サイト名だけで出ない場合、ドメイン名で検索して出るか。
- 保存した設定が残っているか。
- AI Overviews、AI Mode、Top Storiesのどの表示面で確認しているか。
- その検索語で、追加した情報源が扱っている新しい記事や関連ページがありそうか。
設定の確認は、1回の検索だけで判断しないほうがいい。Google検索の表示は、検索語、ユーザーの地域、言語設定、アカウント状態、Google側の段階的な展開によって変わる。自分の環境で表示されない場合でも、公式発表と矛盾しているとは限らない。
表示されないときに見る条件
Preferred Sourcesは、ユーザーが選んだ情報源をどこにでも強制表示する機能ではない。AI Overviewsが出る検索、AI Modeで回答が作られる検索、Top Storiesが出るニュース検索など、表示面ごとに前提が違う。
たとえば、あるサイトをPreferred Sourcesに追加しても、そのサイトが該当テーマの記事を出していなければ、AI回答の関連リンクに出る理由は弱い。逆に、追加したサイトが新しい記事を出していても、その検索語でAI Overviewsが表示されない場合、AI Overviews内のPreferred表示は確認できない。
注意点
「設定したのに出ない」というときに、すぐにランキング低下やペナルティの話に飛ばないことが大切だ。Google公式情報から確認できるのは、選んだ情報源がAI OverviewsやAI Modeで目立つ可能性があるという範囲であり、常時表示や順位保証ではない。
ユーザー側でできる確認は、別の検索語で試す、Top StoriesとAI Overviewsを分けて見る、source preferencesに登録が残っているかを確認する、Google検索ヘルプの提供状況を確認する、というところまでだ。
AI Modeの利用条件も同時に確認する
AI Modeで確認する場合は、AI Mode自体の提供状況も見る必要がある。Google検索ヘルプの日本語ページでは、AI Modeの提供国と地域の一覧に日本が含まれている。ただし、ヘルプページの記載があっても、すべてのユーザーに同じ画面が同時に出るとは限らない。
Google検索ヘルプは、AI ModeはGoogle検索のウェブ情報理解を使い、高品質なウェブコンテンツで回答を裏付けると説明している。一方で、AIによる回答には間違いが含まれる場合があるとも明記している。この注意は、Preferred Sourcesを使う場合にもそのまま残る。
根拠
確認したヘルプページは、Google検索ヘルプ「Google検索のAIモードでAIによる回答を取得する」だ。2026年6月2日JST時点で、日本語ページにはAI Modeの提供状況と、AI回答の限界に関する注意が載っている。
つまり、AI Modeが使えるかどうかと、Preferred Sourcesの表示を確認できるかどうかは、別の条件として見たほうがよい。AI Modeが使えない、または特定の検索でAI Modeが出ない場合、Preferred SourcesのAI Mode内表示も確認しにくくなる。
サイト運営者が理解すべき条件と導線
「Google公認」「AI回答で必ず表示」といった表現は避け、読者が設定しやすくなる導線として案内します。
対象はドメイン単位またはサブドメイン単位
サイト運営者にとって重要なのは、Preferred Sourcesの対象単位だ。Google Search Centralは、source preferences toolに表示される対象はドメイン単位またはサブドメイン単位だと説明している。例として、https://www.example.com/ や https://code.example.com/ は対象になりうるが、https://www.example.com/blog のようなサブディレクトリは対象にならない。
この条件は、企業サイト内ブログやオウンドメディアを運営している場合に大きい。メディアが company.com/blog に置かれているなら、Preferred Sourcesの登録単位は company.com 側になる可能性がある。独立した blog.company.com で運営しているなら、サブドメインとして扱われる可能性がある。
条件
運営者は、まずsource preferences toolで自分のドメインまたはサブドメインを検索し、ユーザーが追加できる状態かを見る。サイト名の表記、favicon、ドメインの見え方も、読者が迷わず選べるかに関わる。
ここで注意したいのは、Preferred SourcesがGoogle News登録やSearch Consoleの所有権確認と同じ意味ではないことだ。Search Centralの資料は、読者にPreferred Sourceとして選んでもらうための案内方法を説明しているが、それはGoogle検索におけるすべての表示を保証するものではない。
直接リンクとボタンは読者導線として使う
Google Search Centralは、運営者が読者にsource preferences toolへ移動してもらうためのdeeplink形式を示している。形式は https://google.com/preferences/source?q=Your_Website's_URL で、たとえば example.com なら https://google.com/preferences/source?q=example.com のように使う。
また、Googleは一部言語向けのボタン素材も案内している。自サイトのフォロー、ニュースレター、RSS、SNS導線と並べて、Preferred Sourcesへの追加導線を置くことはできる。
注意点
ただし、Search Centralは、こうした方法を「読者がサイトをPreferred Sourceとして見つける助けになる例」として説明している。設置が必須だとは書いていないし、設置すればAI OverviewsやAI Modeで必ず表示されるとも書いていない。
本文やサイト上のCTAでは、誤認を招く言い方を避けたい。「Google公認の優先表示」「AI回答に必ず出ます」「検索順位が上がります」といった表現は、公式情報の範囲を超える。安全なのは、「Google検索のPreferred Sourcesでこのサイトを追加できます」「関連する検索で見つけやすくなる場合があります」くらいの控えめな案内だ。
運営者が見るべき指標を現実的にする
Preferred Sources専用の詳細な流入レポートがあると決めつけるのは危うい。2026年6月2日JST時点で確認した公式資料だけでは、運営者がSearch ConsoleでPreferred Sources専用のクリックや表示回数を直接見られるとは確認できない。
現実的には、次のような間接指標を見ることになる。
- source preferences toolで自サイトが見つかるか。
- ニュースレターやSNSで案内した後、読者から設定できたという反応があるか。
- ブランド名や媒体名での検索流入が変わるか。
- 新しい記事を出したとき、Top StoriesやAI Overviews周辺の流入が変わるか。
- 重要記事の公開後、他メディアやコミュニティで引用されるか。
上振れと下振れ
上振れがあるとすれば、読者がすでに媒体名を覚えていて、繰り返し検索するテーマがあり、最新記事や独自の確認観点を出しているサイトだ。そうしたサイトは、Preferred Sourcesの案内をしても読者にとって意味が分かりやすい。
下振れは、読者がサイト名を覚えていない、更新が止まっている、転載や要約中心で独自性が弱い、source preferences toolに出ない、AI OverviewsやAI Modeで扱われる検索が少ない、といった場合だ。Preferred Sourcesは、弱いコンテンツを強くする魔法ではない。読者が選びたいと思う情報源であることが先に必要になる。
AI ModeとAI Overviewsの信頼性をどう読むか
AI回答とPreferredリンクの概要で足りる場合があります。
Preferredリンクを開き、記事の日付と一次情報へのリンクを確認します。
記事から公式ページ、サポートページ、開発者資料まで進んで確認します。
専門機関や公式機関の一次情報を直接確認します。
Preferred表示は信頼の入口であり、検証の終点ではありません。重要な検索ほど元記事と一次情報まで確認します。
Preferred表示は信頼の入り口であって検証の終点ではない
Preferred Sourcesは、AI検索で信頼する情報源を見つけやすくする入り口だ。AI回答の内容が正しいことを保証する終点ではない。
Google検索ヘルプは、AI Modeが高品質なウェブコンテンツによって回答を裏付けると説明しつつ、AI回答には間違いが含まれる場合があると注意している。この2つはセットで読むべきだ。Googleはリンクやソース表示を強化しているが、ユーザー側の確認が不要になるわけではない。
根拠
Preferred Sourcesの根拠はGoogle公式ブログとSearch Centralにある。AI回答の限界についてはGoogle検索ヘルプにある。両方を合わせると、結論はかなりはっきりする。
Preferredラベルが出たら、それは「このサイトを自分が選んでいた」という目印だ。重要な話題なら、そこから元記事を開き、記事の日付、発信者、一次情報へのリンク、AI回答との違いを確認する必要がある。
重要な検索では元記事まで開く
AI検索は、短時間で全体像をつかむには便利だ。だが、健康、法律、金融、災害、セキュリティ、製品の価格や提供条件、API仕様、サポート終了など、判断を誤ると影響が大きい話題では、AI回答だけで済ませないほうがいい。
Preferred Sourcesを使う場合でも、確認の深さを話題ごとに変えるとよい。
- 日常の軽い調べものなら、AI回答とPreferredリンクの概要で足りることがある。
- ニュースや発表の確認なら、Preferredリンクを開いて記事の日付と一次情報リンクを見る。
- 製品仕様、価格、提供地域、規約、API変更なら、記事から公式ページや開発者ドキュメントまで進む。
- 健康、法律、金融、安全に関わる話題なら、専門機関や公式機関の一次情報を直接確認する。
確認項目
元記事を開いたら、次を見る。
- 記事の公開日と更新日。
- 記事の発信者や媒体名。
- 公式発表、製品ページ、サポートページ、開発者資料へのリンク。
- AI回答が記事本文の内容を取り違えていないか。
- AI回答が古い条件と新しい条件を混ぜていないか。
- 他のリンクやHighly Citedラベル付き記事が同じ事実を支えているか。
この確認は面倒に見えるが、Preferred Sourcesの価値はここにある。自分が信頼している情報源へ戻りやすくなるなら、AI検索を「答えを受け取る場所」だけでなく、「確認すべき元情報へ行く入口」として使いやすくなる。
AI検索の文脈はI/O 2026の発表と接続する
Preferred Sourcesの拡張は単発の小さなUI変更ではなく、Google検索全体のAI化の中で見るべきだ。GoogleはI/O 2026の検索発表で、AI Modeの月間ユーザーが10億を超えたこと、Gemini 3.5 FlashをAI Modeの新しいデフォルトモデルにしたこと、AI検索ボックスをAI Mode対応地域と言語で展開し始めたこと、AI OverviewからAI Modeへフォローアップしやすくしたことを説明している。
この流れの中で、Preferred Sourcesは「AIが答える」方向とは別に、「AI検索からどの情報源へ戻るか」を整える更新だと読める。AI Modeが広がるほど、ユーザーが信頼できる元記事を見つけやすいかどうかは大きな問題になる。
注意点
ただし、この記事の主役はGemini 3.5 FlashやAI検索ボックスではない。I/O 2026の大きな発表は、Preferred Sourcesがなぜ今重要になっているのかを理解する背景として扱う。GeminiやAI Modeを含む検索体験の変化は、製品・サービス・ソリューションカテゴリや公式発表・発表会カテゴリと合わせて追うと流れをつかみやすい。
コンテンツ運営で今日確認すること
ドメイン、サブドメイン、サイト名でsource preferencesに表示されるか確認します。
サイト名、favicon、表記が読者に分かりやすく、似た名前と混同しにくいか見ます。
記事末、ニュースレター、SNSなどで、フォロー導線に近い軽さで案内します。
ランキング保証やAI回答への掲載保証と誤解される表現を使わないようにします。
新しい記事、一次情報へのリンク、独自の確認観点を継続して整えます。
Preferred Sourcesの導線は、読者との信頼関係を検索体験の中でも保つための補助線として扱います。
自サイトがsource preferences toolに出るか確認する
サイト運営者が今日できる最初の確認は、自サイトがsource preferences toolに出るかを見ることだ。ドメイン名、サブドメイン名、サイト名で検索し、読者が迷わず選べる候補として表示されるかを確認する。
出る場合は、読者向け導線をどう置くかを考える。出ない場合は、すぐに広告やテクニカル施策に飛びつくより、サイト名、ドメイン構成、公開しているコンテンツの新しさ、Google検索での基本的な認識を確認したい。
評価基準
読者導線を作る前に、次を見ておく。
- ドメインまたはサブドメインで検索できるか。
- サイト名が読者に分かりやすいか。
- 似た名前のサイトと混同しないか。
- faviconや表記が自然に見えるか。
- 読者が追加した後、設定が保存されたことを理解できるか。
Preferred Sourcesは、読者の自発的な選択が前提になる。運営者側の都合だけで押し出すより、「このサイトを継続して読みたい人のための設定」として案内するほうが自然だ。
CTAは記事末、ニュースレター、SNSで小さく始める
Preferred Sourcesへの追加を促すなら、記事冒頭や本文の途中で強く出すより、読後の補助導線として置くのがよい。本文で価値を出した後に、ニュースレター、RSS、SNSフォローと並べて案内するくらいが読者の邪魔になりにくい。
この記事でも、Preferred Sourcesそのものを過度に宣伝しない。まずは機能の確認点を説明し、最後にAlphabet関連の公式発表や製品更新を継続して追うための導線を置く。
注意点
CTA文言で避けたいのは、Googleとの関係を誤認させる表現だ。Alphabet Watch JapanはAlphabetおよびGoogleとは非提携のメディアであり、Google公式サイト、Google検索、Preferred Sources機能の運営主体ではない。
運営者が自サイトで案内する場合も、「Google公認メディア」「AI回答で優先表示」「必ず引用される」といった表現は避けるべきだ。Preferred Sourcesはユーザー設定であり、表示保証ではない。
新鮮さと独自性を維持する
Googleの5月27日発表は、Preferred Sourcesだけでなく、発展中の話題に関する記事や視点、Highly Citedラベルにも触れていた。これは、検索のAI化が進んでも、元記事の新鮮さ、独自性、引用される価値が消えるわけではないことを示している。
サイト運営者にとっては、ボタンを置くことよりも、読者がそのサイトをPreferred Sourceとして選びたいと思う理由を保つことが重要だ。公式発表へのリンク、独自の確認観点、更新履歴、誤情報を避ける慎重な表現、読者が次に確認すべき一次情報の提示が、その理由になる。
上振れと下振れ
上振れしやすいのは、読者が繰り返し追うテーマを持ち、更新が早く、一次情報へのリンクが整理され、他の媒体からも参照されるサイトだ。下振れしやすいのは、同じ話題の薄い要約が多く、更新頻度が低く、媒体名への信頼がまだ育っていないサイトだ。
Preferred Sourcesは、検索順位を買う道具ではない。読者が「このサイトをまた見たい」と思う関係を、Google検索の中にも持ち込むための補助線として扱うのが、いちばん無理がない。
まとめ
信頼するサイトを追加し、AI Overviews、AI Mode、Top Storiesを分けて表示を確認します。
重要情報はPreferredリンクから元記事を開き、日付、一次情報、AI回答との差分を見ます。
ドメインまたはサブドメイン単位で対象を確認し、読者が追加しやすい導線を作ります。
AI回答で必ず表示されるとは書かず、更新性、一次情報、独自の確認観点を積み上げます。
Preferred Sourcesは、AI検索で好みの情報源を見つけやすくする設定です。AI回答をうのみにしない確認習慣とセットで使います。
利用者の結論
利用者にとって、Preferred SourcesのAI Overviews/AI Mode対応は、AI検索で信頼する情報源へ戻りやすくする変更だ。source preferencesでよく読むサイトを追加し、AI OverviewsやAI Mode、Top StoriesでPreferred表示がどう出るかを確認するとよい。
ただし、Preferredラベルは検証の終点ではない。重要な話題では、リンクを開き、元記事の日付、一次情報、AI回答との違いを確認する。AI Modeのヘルプにも、AI回答には間違いが含まれる場合があるという注意がある。
確認項目
- source preferencesで信頼するサイトを追加する。
- AI Overviews、AI Mode、Top Storiesを分けて表示を確認する。
- 日本を含むAI Mode提供状況と、自分のアカウントや言語設定の違いを見る。
- 重要情報は元記事と公式一次情報まで確認する。
運営者の結論
サイト運営者にとって、Preferred SourcesはSEOの即効薬ではない。読者が自分で選んだ情報源を、Google検索のAI体験の中でも見つけやすくする導線だ。
まずはsource preferences toolで自サイトが出るか確認する。対象単位はドメインまたはサブドメインで、サブディレクトリは対象外と説明されている。読者向けには、直接リンクやボタンを記事末、ニュースレター、SNSなどに控えめに置ける。ただし、表示保証やGoogle公認のような誤解を招く表現は避けたい。
更新履歴
確認日は2026年6月2日JST。この記事では、Google公式ブログ「New ways to find your favorite sources and original content in AI Search」、Google Search Central「Guide to Preferred Sources in Google Search for Web Publishers」、Google公式ブログ「5 new ways to explore the web with generative AI in Search」、Google公式ブログ「A new era for AI Search」、Google検索ヘルプ「Google検索のAIモードでAIによる回答を取得する」を確認した。
Alphabet Watch JapanはAlphabetおよびGoogleとは非提携のメディアであり、商標や公式サイトの運営主体ではない。この記事はGoogle検索とAI関連機能の確認メモであり、投資助言、売買推奨、目標株価の提示ではない。
AlphabetやGoogle検索、Gemini、AI Mode、製品ページ更新、噂確認、月次まとめの更新通知を追いたい場合は、ニュースレターも利用できる。本文の判断材料を読んだ後の補助導線として、必要な人だけ確認してほしい。
次に読むなら
次に読むなら
参照した主な情報源
- Google Blog, New ways to find your favorite sources and original content in AI Search: https://blog.google/products-and-platforms/products/search/original-high-quality-content-search/
- Google Search Central, Guide to Preferred Sources in Google Search for Web Publishers: https://developers.google.com/search/docs/appearance/preferred-sources
- Google Blog, 5 new ways to explore the web with generative AI in Search: https://blog.google/products-and-platforms/products/search/explore-web-generative-ai-search/
- Google Blog, A new era for AI Search: https://blog.google/products-and-platforms/products/search/search-io-2026/
- Google検索ヘルプ, Google検索のAIモードでAIによる回答を取得する: https://support.google.com/websearch/answer/16011537?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
